四柱推命の命式を読むには?初心者でも分かる見方と読み解く順番

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四柱推命に興味をお持ちのあなたへ。

「命式って何だか難しそう…」 

「出してみたけど、どこから読めばいいか分からない!」

もしあなたがそんな風に感じているならこのブログ記事はきっとお役に立てるはずです。

四柱推命の命式はあなたの生まれ持った個性や才能、運勢の流れを読み解くための大切な手がかりです。

この記事では四柱推命初心者の方でも迷わずに命式を読み解けるよう見るべきポイント読む順番を分かりやすく解説します。

四柱推命の命式とは?

四柱推命における命式とは、あなたが生まれた年・月・日・時間を基に作成される「占いカルテ」のようなものです。 

生年月日時の情報から個人の運命や性格を読み解くために必要な要素がすべて詰まっています。

命式を出すとこんな表が出てきます

命式を自動で算出するサイトやアプリを使うと下記のような表が出てきます。

これは私が消しハンで作った表に手書きしたものですが…笑

内容はこんな感じのものが出てきます↓

大きく紫の○で囲っているところの組み合わせは人それぞれ違い、それが個性となっています。

青く塗りつぶしているところが中心星です。

一見すると複雑に見えるこの表ですが1つ1つの意味を知ればあなた自身のことが深く理解できるでしょう。

四柱=生まれた年・月・日・時間の柱

四柱推命はその名の通り「四つの柱」を使います。 

これはあなたが生まれた年・月・日・時間の情報をそれぞれ「」として表したものです。

柱の種類

年柱…生まれてから青年期までの運勢、家系や親、先祖との関係性
月柱…青年期から中年期までの運勢、仕事や社会との関係、才能
日中…プライベートを表す、人生全体への影響、恋人や配偶者との関係
時柱…中年期以降から晩年までの運勢、子ども、目下の人物との関係

それぞれの柱はあなたの人生の異なる側面や時期を象徴しているのです。

まずは「日柱」に注目しよう(あなた自身を表す柱)

命式の中でまず最初に注目してほしいのが「日柱(にっちゅう)」です。

特に日柱の一番上にある「日干(にっかん)」は、あなた自身の本質・性格・生まれ持った性質を最も強く表す部分とされています。

上記の命式でいうと「辛酉」の「辛(かのと)」の部分です!

命式全体を読み解く上でこの日干が基準となるためここを理解することが第一歩となるでしょう。

初心者が見るべき命式の3つのポイント

命式にはたくさんの情報がありますが、初心者の方がまず注目すべきは以下の3つのポイントです。

  1. 日干とその五行
  2. 通変星
  3. 十二運星

この3つを理解するだけでもご自身の性格や行動パターン、運勢の傾向がかなり見えてくるでしょう。

①日干とその五行(木火土金水)

先ほども触れた日干は、あなた自身を象徴する核となる部分です。 

日干は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のいずれかに分類されそれぞれが五行(木・火・土・金・水)のいずれかに属します。

五行象徴するもの性格の傾向
木(甲・乙)樹木、草花向上心、成長、計画性、慈悲深い
火(丙・丁)太陽、炎、月情熱、直感、行動力、華やかさ
土(戊・己)田畑・大地、山安定、包容力、信頼、現実的
金(庚・辛)刀剣、鉱物・宝石意志の強さ、正義感、合理的、完璧主義
水(壬・癸)雨・水、海柔軟性、知性、探究心、ミステリアス

ご自身の日干がどの五行に属するかを知ることで生まれ持った性質や行動の基盤を理解できるはずです。

②通変星(性格・思考のクセのヒント)

通変星は、あなたの性格や才能、思考の傾向、対人関係における特性などを表します。

命式には通常8つの通変星が現れますが、特に重要なのは月柱の蔵干通変星にある星です。

通変星は「比肩」「劫財」「食神」「傷官」「正財」「偏財」「正官」「偏官」「印綬」「偏印」の10種類。

それぞれの星があなたの個性や才能、人との関わり方にヒントを与えてくれるでしょう。

例えば社交的で人脈作りが得意な星もあれば、専門性を追求することを好む星もあります。

\ 通変星について詳しく知りたい方はこちら✨ /

③十二運星(エネルギーや行動傾向)

十二運星(じゅうにうんせい)は文字通り12種類あり、あなたの持つエネルギーの強さや行動パターン、人生のバイオリズムを示します。

人の一生になぞらえ「胎」「養」「長生」「沐浴」「冠帯」「建禄」「帝旺」「衰」「病」「死」「墓」「絶」といった名前がついています。

例えば「帝旺」を持つ人は非常にパワフルでリーダーシップを発揮しやすい傾向にあります。

一方で「病」を持つ人は感受性が豊かで芸術的な才能があるかもしれません。

通変星が「内面の傾向」を示すのに対し、十二運星は「行動や活動の傾向」を表すことが多いでしょう。

命式を読むときのおすすめステップ

命式を見るべきポイントが分かったところで実際にどう読み進めれば良いのかおすすめのステップをご紹介します。

いきなりすべてを完璧に理解しようとせず興味のある部分から少しずつ読み解いていくのがおすすめです。

STEP1:自分の「日柱・日干」を知る

まずご自身の日柱、特にその中にある日干を確認しましょう。

ここがあなたの命式の「軸」となります。

  • あなた自身を表すのは何か?
  • どの五行(木火土金水)に属するのか?

ここからご自身の基本的な性質や行動の傾向のヒントが見えてくるでしょう。

STEP2:通変星から性格や価値観を読み解く

次に通変星を見ていきましょう。

特に月柱の蔵干通変星にある星は中心星と呼ばれ、あなたの個性や才能を色濃く反映しています。

  • どんな性格の傾向があるのか?
  • どのような思考パターンを持つのか?
  • 人との関わり方にはどんな特徴があるのか?

通変星を知ることであなたが無意識に取っている行動や大切にしている価値観が明確になるはずです。

STEP3:十二運星で「行動の傾向」をつかむ

通変星で内面的な傾向をつかんだら、次は十二運星に注目してください。

十二運星はあなたの持つエネルギーの強さや具体的な行動パターンを示します。

  • 活動的でエネルギッシュなタイプか?
  • 穏やかでじっくり取り組むタイプか?
  • 創造性や感性が豊かなタイプか?

ご自身の行動傾向を知ることで自分に合った環境選びやストレスなく過ごすためのヒントが見つかるかもしれません。

STEP4:気になった部分から少しずつ読んでOK

命式全体を一気に理解するのは難しいものです。

最初は「日干って何だろう?」「この通変星の意味が気になる!」など直感的に気になった部分から調べていくのが良いでしょう。

少しずつ知識を増やしていくうちに点と点が繋がり全体像が見えてくるはずです。

よくある疑問とつまずきポイント

四柱推命の命式を読み解き始めるといくつかの疑問や戸惑いが出てくるかもしれません。

ここでは初心者の方によくある疑問とその解決のヒントをお伝えします。

干支や通変星がたくさん出てきて混乱します

命式を見ると確かにたくさんの干支や通変星が並んでいます。

最初は「全部覚えないといけないの?」と圧倒されるかもしれません。

しかし、焦る必要はありません。

まずは、前述した日柱の日干、そして月柱にある中心星十二運星に注目するだけでも十分です。

これらはあなたの本質や特性を強く表す部分だからです。

私自身も自分の中心星は思ったより印象に残らず覚えられず、周りに人の星を覚えていたりその都度メモを見たりしています。

毎回新しい発見!という感じで楽しいですよ笑

そして慣れてきたら他の柱や星の意味も調べていくと良いでしょう。

すべてを一度に理解しようとせず少しずつ知識を積み重ねる意識が大切です。

難しい漢字が読めない・意味が分からない

四柱推命には普段あまり使わない漢字や専門用語が多く出てきます。

「比肩(ひけん)」「劫財(ごうざい)」「正官(せいかん)」など読み方自体が難しいと感じることもあるでしょう。

このような場合は無理に覚えようとせず読みがなを振ってくれるサイトや用語集を参考にしてください。

またそれぞれの星が持つ「意味のキーワード」をいくつか覚えておくと全体像を把握しやすくなります。

例えば「食神」なら「衣食住、おおらか、朗らか」、「傷官」なら「繊細、表現力、美的センス」といった形です。

ネットの命式はツールによって違うの?

同じ生年月日を入力しているのに使用するサイトやアプリによって命式の表示が微妙に違うことがあります。

これは、主に流派の違いや時間の区切り方(24時で日が変わるか、子丑刻で日が変わるかなど)によるものです。

基本的な命式の構造や主要な星(日干、通変星など)は大きく変わらないことがほとんどです。

もし違いが気になる場合はいくつか異なるツールで命式を出してみて共通する部分から読み解き始めることをおすすめします。

今の自分に当てはまるな~と感じたり、そうなりたい!という憧れで選ぶのも良いかもしれません。

命式は「あなたを知る地図」

四柱推命の命式はまるであなた自身の取扱説明書人生の地図のようなものです。

そこに記されているのはあなたが生まれ持った資質や才能、そして歩む道のりのヒント。

これを知ることでより自分らしく、充実した人生を送るための道しるべとなるでしょう。

すべてを理解しなくても大丈夫

命式のすべての要素を一度に完璧に理解する必要はありません。

四柱推命は奥が深く、専門家でも生涯学び続ける学問です。

命式から得たいのは難しい知識そのものではなく「自分を知る」という体験ではないでしょうか!

興味のあるところから少しずつ自分を見つめてみて

まずはこの記事でご紹介した日柱通変星十二運星の基本的な意味を理解することから始めてみてください。

そしてご自身の命式と照らし合わせながら「これは自分のことかも!」と感じる部分を見つけてみましょう。

その小さな発見が自分自身を深く理解する大きな一歩になります。

命式を通してあなたの隠れた魅力や可能性を発見する旅を楽しんでください。

おわりに

この記事では四柱推命の命式の基本的な見方と、初心者の方がまず注目すべきポイントについて解説しました。

命式はあなたという素晴らしい存在を多角的に映し出す鏡です。

この記事が、あなたがご自身の命式を読み解き新たな発見をするための一助となれば幸いです。

ご自身のことをもっと深く知りたいと感じたらぜひ今日学んだことを活かしてあなたの命式をじっくりと眺めてみてください。

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